2015年1月1日木曜日

2015年 初投稿。 「僕の山コーヒー」

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2015年最初の投稿の内容は山コーヒーについてです。
「山登りの楽しみのひとつに山コーヒー」という事を幾度となく言ってきたのですが、これまでコーヒーについて詳しく記事を書いた事がなく、今回がいい機会ではないかという事で「僕の山コーヒー」について書きます。

これまで山へはコーヒーの抽出器具をいくつか持っていきました。
最初に持っていったのは「ハンドプレッソ」。
電気不要でお湯があればエスプレッソが飲める優れものです。
電気式と同じく高圧力で抽出するのでクレマのできる本格エスプレッソを山で楽しめます。
ハンディサイズのエスプレッソ器具で、名前も何とも洒落のきいた物ではないでしょうか。
しかし抽出する過程は面白いのですが、空気を圧縮させる動作が少々面倒な事と、専用のコーヒーパックが必要となるため汎用性に欠けるので出番がなくなりました。
(現在のモデルは専用パックと通常の粉の両方使えるハイブリッドタイプがあるようです。)

次に登場したのは「ナポレターナ」です。
ナポリ式コーヒーメーカーとも呼ばれ、見た目も淹れ方も実に面白い器具です。
お湯を沸かしながら、じっくりコーヒー粉が蒸らされて抽出するので、エスプレッソほどとはいきませんがドリップとは思えないコクと香り高いコーヒーをいただけます。
当時お湯を沸かすのにアルコールバーナーを使っていたのだけど、風に弱く炎の揺らぎが予測不能で、まあまあ火柱も高い時があります。
自宅では直火式エスプレッソメーカーを以前から使っていて、山でも使いたかったのですがハンドル部が樹脂で不安定な火柱で焼けてしまいそうなので、山では使っていませんでした。
ですので、この総ステンレス製のナポレータナは炎が揺らいでも溶ける樹脂部品のない、まさに「アウトドアコーヒーの申し子」ではないかと思っていました。(言い過ぎ・・・。)
しかし使っている時はあえて気づかないフリをしていたのですが、見てわかるように嵩張っており、取っ手なども出っ張りパッキングに難ありなんですよ。
しかも最大のアドバンテージであるはずの総ステンレス製という事が仇となり重い。(まあこれは言う程ではないですが。)
そして他の器具を探すようになりました。

ついに真打登場となり、現在使っているのは「コービーバネット」です。
結構前からこの存在は知っていたのですが、ステンレスの針金をドリッパー状に曲げただけの物で正直少々バカにしていたところがあり、あえて気にしていませんでした。
でも、これまで色々なコーヒー器具を試してくると、逆にコーヒーバネットの良さに気づいてきて、ついに買ってしまった次第です。
ステンレス製とはいえ針金なので軽く、バネ状になっているので縮めて収納でき、まさにアウトドア向き!
あとはドリップの腕を磨いて美味しいコーヒーを淹れれるようにしなくてはいけませんが・・・。


コーヒー豆の種類については「山ではこの豆」というこだわりは今のところなく、山に行く時に家にあるコーヒー粉を持っていっています。
しかし分量にはちょっとだけこだわりと言う程ではないけど、決めている事があります。
それは家で入れる分量より少し多めにコーヒー粉を持っていっています。
濃いめに入れることで少々の味のブレを抑えれたらと思うのと、疲れた体にはしっかりした味の方がわかりやすいと思うからです。


今年も山頂で「癒しの一杯」を求めて山登りを楽しみたいと思います。