2015年11月15日日曜日

盆栽 十月桜

地元で毎年恒例の催し物会場に足を運びました。
そこにある盆栽の販売ブースで、これまた毎年恒例となっている盆栽の競り市に参加しました。
昨年も参加したのですが、残念ながら欲しい盆栽は落札できませんでした。
今年こそは是非とも落札するぞと意気込んで臨みました。
(まあ、予算に限りがあるのですが・・・。)

これまでは「盆栽といえば松」と勝手な思い込みから、五葉松や黒松などを狙っていました。
今回も目当ては松の盆栽だったのですが、いいと思ったものは他の人にとってもいいようで、私の予算内で落札できません。
しかも今回は強敵がおりまして、隣に座っているオッサンがエライ勢いで結構な数の盆栽を落札していきます。
(もう、勘弁して・・・・・。)

そんな中で一点の盆栽が僕の心を鷲掴みにしました。
それは「十月桜」です。
これまで松一筋のだった僕がその桜の盆栽が気に入ってしまいました。
他の人も落札しようと競ってきますが僕も負けられません。
新たな値が付くと間髪入れずに次の値を提示し、どうしても落札したいという僕の姿勢に他の人が気付いたかどうかはわかりませんが無事に落札です(^-^)

しかしまだ安心できません。
この盆栽の生産者は落札価格が低すぎると売ってくれないのです。
昨年もこの人が育てた松の盆栽が欲しかったのですが、値が高く入手できませんでした。
確かに、この盆栽を育てた方の他の盆栽も、素人の僕が見てもいいと思う盆栽ばかりです。
それだけ手間と愛情を注いでいるので、いくら地元のイベントとはいえ、あまりにも安い落札価格では譲れない、譲りたくないんでしょうね。

今回もやはり落札価格に満足していない様で、険しい表情です。
やばい、回収されるのかな・・・と不安な気持ちでいっぱいになっていましたが、落札価格に一声かけた値段でなら譲ってもいいとの事でした。
いい意味で予想に反しての価格で提示価格でもまだ予算内でしたし、何よりこの盆栽がどうしても欲しかったので、その値段で落札しました。
どうしても欲しいという僕の姿勢にが気付いて、その価格で譲ってくれたかどうかはわかりませんが、本当に入手できてよかったです。

ではその落札した十月桜の盆栽です。

その名の通り4月だけでなく10月にも花をつける桜です。
樹形はもちろん、その横に置かれた石もあわせて本当に上品さを感じられる盆栽です。
年に2度お花見ができ、しかも秋は紅葉する木と併せれば紅葉と花見が一緒に楽しめるというステキな盆栽です。


大事に育てていきます。

2015年10月3日土曜日

青天の霹靂

その日が青天だったかどうかは覚えていないし、そんな事はどうでもいい事だ。
先日上司に呼ばれた。
人事異動の話でエジプト赴任を仰せつかった。
前の異動から帰任した時、次の人事異動の順番は全社員の一番後ろに並んだつもりで当分ないだろうと思っていた。
しかし現実は違った。
まだ当たっていない人がいるにもかかわらず、白羽の矢が刺さったようだ。
今回は国が国だけに単身赴任。

カテリーナ山(2,629m)があるようですが、シナイ半島ですね。
危険そうですよね。
たぶん岩山で緑がなさそうですよね!?
ピラミッドに登れたらいいのですが、無理ですよね。
一時帰国時の登山を楽しみにしましょう。

2015年5月17日日曜日

暴君ハバネロ 三度目の正直

昨年の5月末に倒れた暴君ハバネロ。
実は新たにハバネロの栽培キットを発見・購入し育てていました。
しかし順調に育っていたのですが昨年10月にまた折れてしましました。
ここで諦めず、懲りずに三度栽培を開始していました。
季節は秋から冬に向かっており、最初のハバネロ同様に成長の速度はすこぶる遅い。
でも暖かくなれば成長の速度が一気に加速する事は経験済みですので春を待っていました。
そして待ったかいがあり、ついに花を咲かせました。

他にもたくさんの蕾をつけています。
三度目の正直。
今度こそ転倒に気を付け、大収穫祭を迎えたいものです。

2015年4月25日土曜日

VICTORINOX  ひのきのおやこばし

言わずと知れたスイスのマルチツールメーカー「ビクトリノックス」から発売されている「ひのきのおやこばし」。
ビクトリノックスのナイフを使って、子供と一緒に箸を作ってみようと思います。

昨今ナイフを使った物騒な事件をよく耳にして「ナイフを所持する事=物騒な事」というようなイメージとなっている事が否めません。
ゆえに小さな子供にナイフを持たせる事が敬遠されています。

しかしここでちょっと疑問なんです。
ナイフって本当に危険なんですか?物騒な物なんですか?
皆さんの家の台所には包丁がありますよね?
これってナイフと同じく刃物です。
包丁のある家は物騒なんですか?
そんなことないですよね?と聞くまでもなく、物騒ではありません。

確かに包丁にしろナイフにしろ「武器」として使うと危険な物です。
しかし「道具」として使うと、とても便利な物です。
結局は使う人次第なんですよね。
僕も昔はビクトリノックスのクラシックをキーホルダー代わりに鍵に付けていました。
物騒な事件の影響で、単にキーホルダーとしてでは法に抵触する恐れが出てきたので今はのけています。
一部の間違った使い方をする人の為に、正しく使っている大勢の人が迷惑をしています。

さて話が少しそれましたが、子供もいずれは大きくなり、ナイフ(包丁など刃物全般)を持つ日が来ます。
その時にちゃんとした使い方を知っておかないと、人だけでなく自分もけがをしてしまうと思います。
ナイフは「危険な武器」という事で子供から遠ざけるのではなくて、「便利な道具」としてその使い方を教える事が大切だと思います。
以前、最初にナイフ(ビクトリノックスのクラシック)を与えた時は、鉛筆の削り方を教えました。
時間はかかったし、鉛筆削り器で削った様にはいかないけど、自分で削ってみて鉛筆により愛着がわいたようでした。

今回の箸セットはこんなカンジ。
あらかた箸の形にカットされたヒノキ材と説明書が入っています。
ヒノキ材の角を落とし、できれば持ち手側に簡単な飾りを削るというもので、鉛筆を削るよりかは少々簡単かもしれません。
子供だけでなく大人の私まで夢中に箸を作りました。

この箸は飾りではなくて実際に使ってみたいのですが、そのままだと水分を吸ってしまうので表面にコーティングを施しました。
口に入れる物なので化学薬品は避けて何か天然由来のものである事が必須です。
日本には古来より漆というコーティングがありますが、かぶれちゃいそうなので亜麻仁油を使います。
亜麻仁油は固化する乾性油です。
ビニール袋に箸と亜麻仁油を入れ、2日間放置して箸に亜麻仁油を吸わせます。
その後、取り出した箸の表面に付着した油をティッシュで軽くふきベタつかなくなるまで干しておきます。
乾燥したら表面に亜麻仁油を軽く塗って干します。
これをもう一回行って最終的に出来上がりがこちら。
(アップにすると荒が目立ちます・・・。)

油絵具にも使われる乾性油ですが、糊のように水分が蒸発して固化するのではなくて、空気中の酸素と化学反応によって固化します。
ウレタンのように耐久性はなくメンテナンスは必要ですが、そのぶん愛着がわくというものです。
ただこの亜麻仁油は結構高いんですよね(汗)
しかも健康にいいという事で品薄状態。

自作したこの箸を自宅や山でどんどん使っていきたいですね(^-^)

2015年3月22日日曜日

梶ヶ森登山

今年最初の山登りは梶ヶ森です。

天気にも恵まれて絶好の山登り日和です。
梶ヶ森は山頂まで車で行ける山で、山頂のすぐ下にはキャンプ場もあります。

いくら山頂まで車で行けるとはいえ、今回はキャンプでもなく登山なので「龍王の滝 駐車場」からスタートです。

10:47
準備をして駐車場奥の登山口から、まずは龍王の滝を目指します。

10:57
龍王の滝に到着。
滝壺にオオサンショウウオの生息が確認された清流です。

11:20
定福寺奥の院に到着。
山荘があり、その少し上に御堂がありました。

ここで少し休憩をして地図の中の緑色のラインのAコースを進みます。
(クリックできます)

11:35
真名井の滝に到着。
滝の袂に不動明王様が鎮座なさっています。
明王様に手を合わせ天狗の鼻を目指します。

12:12
視界が開けてきて、天狗の鼻に到着。
このとても見晴らしのいい場所には大日如来様が鎮座なさっていて、その向こうには梶ヶ森山頂が望めます。(鉄塔が建っている所)

天狗の鼻を後にしてキャンプ場に向かい下って行きます。
山頂に行くには下った分また登らなくてはいけないのにと少々文句を言いながら下って行きました。
そしてキャンプ場を後にして梶ヶ森山頂を目指して登り始めます。
途中、振り返ってみるときれいな景色が広がっていました。
左に天狗の鼻、中央の広場がキャンプ場、その奥に山荘梶ヶ森も見えます。
(クリックできます)

12:33
梶ヶ森山頂(1,399.6m)に到着。
「一等三角点 点名:梶ヶ森」

山頂からの景色は良く、登頂した達成感と爽快感でいっぱいでした。
(クリックできます)
しかし山頂の景色は360°のパノラマなんですが、この景色の後ろには大きな電波塔がすぐ近くに立っております。
せっかく自然の中に身を置いて非日常を堪能したいのに、人工の建造物があると雰囲気が台無しです。

山頂には虚空菩薩様が鎮座しており、

文殊菩薩像が祭られた祠もありました。

ちょっと離れたところには記念碑がありました。

この記念碑すぐ近くのベンチで昼食をとりました。
昼食の後は恒例の山コーヒーです。
今回は某シアトルスタイルカフェのドリップコーヒーです。

山頂で山コーヒーを堪能した後は下山です。
下山ルートは帰りは先ほどの地図で青色のラインのBコースで定福寺奥の院へ向かい、そこからは来た道を戻り龍王の滝を経由して駐車場に向かいます。

途中、土佐名水40選 梶ヶ森の霊水を得るため、少し道をそれます。

梶ヶ森の名水を得たらあとは下山するのみです。

14:00
山荘梶ヶ森が見えてきましたが、この時は冬季休業中でした。
ピンバッジがあれば欲しかったのですが、次回の楽しみにとっておきます。
山荘手前から登山道に入って下山します。

山荘を過ぎ普通の登山道でしたがゴロゴロ八丁で事態は急変。
急坂の岩場なんですが、これまでの登山道とは全く様相が違います。
でも標識はこの危なめの急坂を示しているので不安ながらも下って行きます。

そしてさらに驚く光景が・・・。
岸壁に御堂が建っています。
弘法大師が修業したという御影堂です。
御堂があることは知っていたのですが、こんな所に建っているなんて知らず驚きました。
どうやって御堂に入るんだ?と入口を見つけれないまま、岩場の急坂の下りに集中します。
下りに意識が向いて入口探しはしてないんですが、袂にあったのかもしれません。

僕が持っている山の本の梶ヶ森のページには、このゴロゴロ八丁を通るルートが記載されています。
そしてゴロゴロ八丁の事は「岩場の急坂に注意して・・・」と注意を促しているものの、結構さらっと書いているだけです。
ですので、こんなに坂道だとは想像してませんでした。

 標識があったとはいえ本当にこの道で合ってるのか?と不安になり、引き返した方がいいのか?と思い始めたところ再び標識が現れました。
どうやらこの道で大丈夫なようです。

14:35
無事にゴロゴロ八丁を抜け定福寺奥の院に到着しました。

15:05
龍王の滝駐車場まで無事に下山しました。
天気に恵まれ、素晴らしい景色と山コーヒーを楽しめ、またゴロゴロ八丁というちょっとしたスリルもあり、いい登山でした(^-^)

2015年2月11日水曜日

春の訪れ2015

今年も春の訪れを感じさせてくれる梅の花の開花です。

実際はまだまだ寒いんですけど、先に暖かな春が待っていると思うとわくわくしますね(^-^)
花見が楽しみな限りです(^-^)v

2015年1月1日木曜日

2015年 初投稿。 「僕の山コーヒー」

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2015年最初の投稿の内容は山コーヒーについてです。
「山登りの楽しみのひとつに山コーヒー」という事を幾度となく言ってきたのですが、これまでコーヒーについて詳しく記事を書いた事がなく、今回がいい機会ではないかという事で「僕の山コーヒー」について書きます。

これまで山へはコーヒーの抽出器具をいくつか持っていきました。
最初に持っていったのは「ハンドプレッソ」。
電気不要でお湯があればエスプレッソが飲める優れものです。
電気式と同じく高圧力で抽出するのでクレマのできる本格エスプレッソを山で楽しめます。
ハンディサイズのエスプレッソ器具で、名前も何とも洒落のきいた物ではないでしょうか。
しかし抽出する過程は面白いのですが、空気を圧縮させる動作が少々面倒な事と、専用のコーヒーパックが必要となるため汎用性に欠けるので出番がなくなりました。
(現在のモデルは専用パックと通常の粉の両方使えるハイブリッドタイプがあるようです。)

次に登場したのは「ナポレターナ」です。
ナポリ式コーヒーメーカーとも呼ばれ、見た目も淹れ方も実に面白い器具です。
お湯を沸かしながら、じっくりコーヒー粉が蒸らされて抽出するので、エスプレッソほどとはいきませんがドリップとは思えないコクと香り高いコーヒーをいただけます。
当時お湯を沸かすのにアルコールバーナーを使っていたのだけど、風に弱く炎の揺らぎが予測不能で、まあまあ火柱も高い時があります。
自宅では直火式エスプレッソメーカーを以前から使っていて、山でも使いたかったのですがハンドル部が樹脂で不安定な火柱で焼けてしまいそうなので、山では使っていませんでした。
ですので、この総ステンレス製のナポレータナは炎が揺らいでも溶ける樹脂部品のない、まさに「アウトドアコーヒーの申し子」ではないかと思っていました。(言い過ぎ・・・。)
しかし使っている時はあえて気づかないフリをしていたのですが、見てわかるように嵩張っており、取っ手なども出っ張りパッキングに難ありなんですよ。
しかも最大のアドバンテージであるはずの総ステンレス製という事が仇となり重い。(まあこれは言う程ではないですが。)
そして他の器具を探すようになりました。

ついに真打登場となり、現在使っているのは「コービーバネット」です。
結構前からこの存在は知っていたのですが、ステンレスの針金をドリッパー状に曲げただけの物で正直少々バカにしていたところがあり、あえて気にしていませんでした。
でも、これまで色々なコーヒー器具を試してくると、逆にコーヒーバネットの良さに気づいてきて、ついに買ってしまった次第です。
ステンレス製とはいえ針金なので軽く、バネ状になっているので縮めて収納でき、まさにアウトドア向き!
あとはドリップの腕を磨いて美味しいコーヒーを淹れれるようにしなくてはいけませんが・・・。


コーヒー豆の種類については「山ではこの豆」というこだわりは今のところなく、山に行く時に家にあるコーヒー粉を持っていっています。
しかし分量にはちょっとだけこだわりと言う程ではないけど、決めている事があります。
それは家で入れる分量より少し多めにコーヒー粉を持っていっています。
濃いめに入れることで少々の味のブレを抑えれたらと思うのと、疲れた体にはしっかりした味の方がわかりやすいと思うからです。


今年も山頂で「癒しの一杯」を求めて山登りを楽しみたいと思います。