2014年3月29日土曜日

OPINEL No.6

僕が初めてこのナイフを知ったのは、何かの登山雑誌に掲載されていたのを見た時だと思う。
木製ハンドルに独特の形状の刃で印象的なナイフだった。
更にその低価格に驚いたのを覚えている。
しかし既にビクトリノックスのハントマンを持っていたので買うつもりはなかった。
その後、ちょくちょく登山雑誌などでオピネルのナイフを見かけているうちに、だんだんと欲しくなってきた。
マルチツールは色々な道具が一つにまとまって便利だが、使い勝手となるとそれぞれ単独の道具の方が断然使いやすい。
そんな購入に向けた理由付をしているところに、「ナイフはオピネルのNo6を持っていれば十分だ」といった感じの記事を見かけた。
(Noはナイフのサイズ。)
これで気持ちは固まった。
早速インターネットでオピネルについて詳しく調べてみると、No8の大きさのオピネルが定番らしいことが分かった。
あれっ!?No8が定番!?No6は???見間違い!?記憶間違い!?
No6にするかNo8にするか結構悩んだが、結局自分の記憶を信じてNo6のサイズを購入。
実際に届いたオピネルを見てみると折りたたみ時のサイズはハントマンと同じぐらいだが、刃渡りはオピネルの方が約10mm長い。
No8の方が手にしっくりくるサイズかもしれないが、問題ないですね。

刃は炭素鋼とステンレスがあるが、炭素鋼のモデルを選択。
ステンレスは錆に強くメンテナンス面ではいいが、炭素鋼の方が切れ味がいいからだ。
もっとも僕の砥ぎ方次第だが…。

オピネルについて調べていると、錆については黒錆加工を施し金属を傷める赤錆の発生を抑える事ができる事を知る。
早速自分のオピネルも錆加工を実施。
途中経過の写真も撮ってないし、黒錆化の方法を紹介しているサイトが色々とあるので、例によって黒錆化の手順は割愛させていただきます。

少々ムラがありますが、漆黒の刃になりました。
刀身の色は好みが分かれる所でしょうが、実際ちょっと黒すぎるかなぁってところはあるのですが、ちょいワル感が出ていていいかなっても思ってます。

ハンドルは水分を含むと膨らんでナイフの開閉がしにくくなるとの事で、食用オイルに浸けると良いようです。
オイルの種類はサイトによって色々紹介されていますが、概ね亜麻仁油を使っているサイトが多いようです。
というのも亜麻仁油は乾性油で空気中の酸素との化学変化で固化します。
オリーブ油は一般家庭によくあるのですが、固化しない油のようです。
しかしスーパーで亜麻仁油は売っているのものの100mlで800円ぐらいとエライ高いのでヤメ。
同じ乾性油で紅花油が600mlで300円ぐらいだったのでこちらにする。
ビニール袋に紅花油をとハンドルを入れて浸透させている間に、紅花油について調べてみると衝撃の事実が・・・。
紅花油は乱暴に分けると健康に優しい紅花油とそうでない紅花油の2種類あり、乾性油は後者の方で、スーパーで売ってた物は前者の方でこちらは乾性油ではない。
なんてこったい。
でもハンドルは特にベタベタすることは無かったので一安心。

あとハンドルの端に穴をあけ、ロープを2本通して4つ編みをし飾りを付けました。

実際に食べ物を切ってみると、食べ物へ黒錆の黒い色が移ってる・・・。
やっぱり食べ物に色移りするのは気になるので、刀身を耐水ペーパーで磨き、砥石で砥ぎました。
ペーパー掛けはざっとなのでキレイに黒錆は落ちてませんが、使用感が出て逆にいいカンジに仕上がりました(^-^)

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